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「漆」とは、うるしの木からにじみ出る樹液を加工してできる天然樹脂塗料です。タイやベトナムなどの東南アジアにも広く分布する漆の木ですが、 中国や日本で採れる漆の木とは種類が異なります。 中国や日本で採れる漆は「ウルシオール」を主成分としています。日本の漆器には、このウルシオールを主成分とした漆が用いられます。

漆は強い接着力と艶やかな光沢をもっています。十数年かけて漆木が十分に成長したら、漆掻き職人さんが5日ごとに山へ通い、鎌で幹に傷をつけ、にじみ出る漆液を集めます。

漆はとても強い素材です。漆は酸やアルカリにもとても強く、金を溶かしてしまう王水という強酸にも耐え、一度固まった漆を溶かす方法はありません。何千年もの長い期間に土に埋もれていた漆器が、ツヤツヤとした光沢を保って発見されることから漆の強い耐久力がうかがえます。

職人さんは漆が乾く…と表現しますが、正確には漆が固まることを差します。漆が乾くには、適度な温度と高い湿度が必要とされます。

漆を乾かすには、熱帯雨林のような環境が一番よいと言われていますが、この環境を一定に保つ「漆風呂」という専用の設備を用います。

漆は生き物といわれています。漆木の生えていた場所、採取した時期、採取した時の天候、漆掻き職人さんの腕前によっても漆の性質は微妙に異なります。

漆は年を経るごとに上塗漆が透き上がり、下塗の朱みが増したり、漆越しに美しい木目が浮かび上がってきます。漆は生きものだと言われる訳もそこにあります。化学塗料の場合ですと、使っていくうちにきれいになるなどということはありえません。

通常は、塗装したての時が1番見栄がよく、後はつやなども失っていく一方です。その点本漆を使った漆器は、手にふれ使う度に艶が増すのです。この特徴を生かし、弊社では革に漆を塗った製品を製造しています。

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